photo by John Morgan
オッス人類!元気か?wiz7です。
今日はこの寒い中、霊の話をしようと思います。
寒いのが苦手な方は乾布摩擦をしてからお読みください。
僕には霊というものが全く見えず、怪奇現象も経験したことがありません。また、根っからの(屁)理屈人間でもあるため、非科学的な話は一切信用せず、幽霊の存在などについても懐疑的というか全く信じていませんでした。
商業的に「ある一定の需要があるからこそ、供給(=作り話)があるんでしょ?」程度の認識だったのです。
なぜその認識が歪んでいったのか……今日はそんなcoooooooolなお話です。
※この記事に書いた内容は全て、脚色も嘘偽りもない真実です
ワイの部屋が「通り道」だって?
かなーり昔の話ですが、当時付き合っていた彼女が、ある日突然「私には霊が見える」などと言い出したのです。最初は話題づくりでネタとして笑わせにきているのかと思ったのですが、当の本人はいたって大真面目。
僕の顔からも徐々に笑みが消えていきます。
その話しぶりから冗談でもウソでもないことは理解できたので、僕は急遽、詳細をヒアリングすることにしました。
※会話の詳細はうろ覚えですが、概要は合っています。
僕「霊が見えるの?じゃあ何さ、今、この俺の部屋にもいんの?」
彼女A「ええ……と、あまり言いたくない」
僕「いや、気になる、教えてよ」
彼女A「(表情を伺いつつ、少し言葉を選びながら)怖がら……ない?」
僕「うん、全然へーきへーき(何だよこの展開)」
彼女A「この部屋、霊の通り道になってるみたいで。さっきも通ったよ」
僕「いやいやいや(苦笑)」
自分の部屋が霊の通り道て(笑)
思わず「(笑)」をつけてしまいましたが、これは笑うしかないですよ。
だって考えてもみてください。僕の全ての営みはそのワンルーム賃貸の部屋で行われているわけですよ。全ての行為が、様々な霊たちに筒抜けなわけじゃないですか。
夜な夜な一人で、特定のジャンルに偏った「動画」を日々鑑賞しているのも、全て見られているわけじゃないですか。
っていうか「通り道」って何でしょうか。彼らはどこから来てどこへ向かうのか?
僕には彼女の話が正直理解できなかったので、とにかくその「霊」とやらについて根掘り葉掘り聞きまくりましたよ。内容はあまり覚えてませんが。
しかし、詳細まで淀みなく、矛盾無く語る様を見て僕がたどり着いた結論は「ウソはついていない。彼女には何かが見えているのは事実のようだが、それが本当に霊かどうかはわからない」というモヤっとした、よくわからないものでした。
ちなみに「人に霊の話をすると、頭がおかしい人だと思われるのが嫌なので、極力この話はしないようにしている」とは本人の弁。
まあ、そりゃそーだろうね……。
ここで話が終わっていればネタとして終わる(?)のですが、意外な形で話は続くのでした。
信憑性が増してきた
で、時は流れその数年後――。
全く別の女性と付き合っていた際の出来事です。
――って、アンタもかよ!?
完全なデジャブです。本当にありがとうございました。
あれか、君たちは僕の興味を引くために、もしくは別れたいがために、あの手この手を駆使して揺さぶってくる戦略を採ったのだろう?
OK。私も資本主義社会という名の戦場でそれなりに修羅場をくぐってきた一人の兵隊だ。君らの挑戦、受けて立とうではないか。
僕「あのさ、何なの(あなたたちは)一体!?今は見えないの?」
彼女B「二十歳過ぎたら急に見えなくなったんだよね」
僕「はぁ?何だその『お酒は二十歳になってから』みたいな」
彼女B「知らないよ!!特にキッカケがあったわけじゃないけど、突然見えなくなって」
彼女B「見えている間はそれが当たり前だから何も感じなかったけど、見えなくなってから急に怖くなって」
僕「いやいやいや(苦笑)」
正直、脳の処理が完全に追いつかない。笑うしかありません。
で、ここまでなら、まだネタで済ませていいんですよ(そうでもないか……)。
その話の続きで、ちょっとこれはさすがにどうだろう、と思った話が一つだけあったので、皆様に共有しておきます。
※なお、彼女A・Bは共に健康で、特にメンタル的な病などからはほど遠い位置に存在するタイプの人種であったことを補足しておきます。
霊を分かち合う二人
photo by haru__q
彼女B「昔、友達とドライブしていて、とある信号で停車した際に、ランドセル背負った女の子の小学生の霊が、横断歩道で立ち止まって私たちを見てたんだよね」
僕「へー」
彼女B「で、私がその子を何気なくじーっと見てたら、助手席の友達が『彼女Bちゃん、ひょっとしてそこに居る女の子が見えてるの?』って言ってきて」
僕「」
彼女B「凄くびっくりしたけど、『xxちゃんも見えるんだー!?』ってなって、幽霊談義が始まってちょっと嬉しかった」
僕「いやいやいや(苦笑)」
ここでも、彼女はウソをついているわけではないのです。嘘ついてもメリットが全くありませんから。全くもって理解できない世界ですが、事実としてあった出来事のようです。
ちなみに、この彼女Bも彼女Aと同様、霊の話をすると変人だと思われるため、極力、人には話さないようにしているとのこと。
毎度の如く、この説明のおかげで信憑性が増すわけです。もうお腹いっぱいです。
よくわからないけど、やっぱりいるのかも?
前述のエピソードを聞いて始めて僕は「ひょっとしたらいるのかもしれないな」と思うようになりました。
彼女AとBが「自分には見える」と主張していた件については、脳が目の前のものを認識する際に、脳内の神経細胞間を伝達する電気信号の具合次第で、如何様にでも認識し得る可能性は排除できないわけで。
つまり、AとBの脳が他の人たちと比べて特殊だったのかどうかはわかりませんが、本人らに「何かが見える」のは事実だったのでしょう、ということです。
ただ、それが霊かどうかはわからないわけで。
しかし、彼女Bのドライブのエピソードによって「彼女Bとその友人という別々の人間が、目の前の『女の子』を同時に認識した」ことが判明したわけです。
片方の発言が、もう片方の「認識」に影響を与えていた可能性について考えましたが、最初に発せられた言葉は、彼女Bの友人の「見えてるの?」というフレーズです。それ以前から既に彼女Bには見えていたわけで、Bはそれを聞いて「驚愕した」と述懐しています。
僕の中の「何それ、オバケいるん?」疑惑が一気にが高まってしまったのです。
もちろん、僕が実際に目にしたわけではないので、憶測の域を出ませんが……。
ゆうれいは、あなたの心が決める!?
まあ、この記事読んで「ア◯ホやこいつwww」となどと考える人も大勢いるかと思います。僕も正直半信半疑というか、何かの間違いだとも考えていますし。
ただ、ここで一つだけ考えてみて欲しいのです。
例えば、人が自殺した事故物件を安く借りられるとして、そのような物件に入居したいと思いますか?
霊を信じていないという大多数の人たちが、これを拒否するんですよね。
あなたもそうではありませんか?
これって、矛盾してませんか?
要は、誰しもが心のどこかで霊の存在を信じているのです。
そう考えた時点で、本来、物理学的には存在しない(かもしれない)ものも、あなたの中では存在することになるのかもしれませんね!
あなたに霊は見えていますか?
ひょっとしたらあなたの部屋も……