こんにちは、はてなブログのwiz7です。
昨日はミスチルのライブ(@横浜の日産スタジアム)に行って来たので、サブブログに感想を残しておこうと思います。
レビューとか書いたことがないので文章が破綻していますが、まあ一つの記録としてね!
僕のミスチルに対する考え方
いきなり自分語りかよ!というツッコミは華麗に、するするとスル~。
僕はミスチルが好きだ。
理由は二つ。
一つは、理屈抜きでメロディーラインが秀逸であること。(コード進行、アレンジもね)
もう一つは、歌詞の中に垣間見える、人生に対する、鬱屈した絶望感を前提とした「この腐敗した人生はクソだ。だけどクソならクソなりに、少しでも良くしていこうよ」という、言葉を選ばなければ「諦めの悪さ」、良く言えば「前向きな思考回路」が僕のそれと酷似している気がするからなんだよね。
僕は常に前向きであることが必ずしも正しいことだは思わない。それが人を追い詰めることもあるからだ。疲れたら休んでもいいし、納得いくまで生きた屍としてフラフラ漂えばいいだけの話なんだよね。
人間には、常に成長していなければならない、などとといった義務などないし、「絶対にやらなければならない」こともない。それをもしプレッシャーに感じるのであれば、納得するまでゆっくりと、まったりと過ごせばいいわけで。
ただ、一度きりの人生、少しでも楽しんだほうがやっぱり得だと思うんだよね。そして楽しむためには、それ相応の「成長」が必要なこともあるわけで。
……というのは僕の勝手な解釈で、グダグダ述べましたが、良いものは良い!というお話でした。
屋外ライブ当日、天気予報をみて絶望!!
朝起きて天気予報を確認したんすよ。
「マジで雨かよ。数時間雨に打た続けるのか……ぐぬぬぬ、行くのが辛い……」
後にこれが、良い意味で想像を大きく裏切られることになるのでした。
日産スタジアムのアリーナ席だったので天井なナシ。ずぶ濡れにはなりましたが最高の至福の時間を過ごせました!
Mr.Children・スタッフの方々・一体感をくれた6万9000人のファンに感謝!
ここから本題。ライブの感想・レポートについて。
ネタバレ注意!!
当日の「伝説の豪雨ライブ」の様子がDVD/Blu-rayになりました!!
感動モノなので是非観ていただきたいです!!
※2016/2/24現在
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セトリ(セットリスト)はこんな感じ
1.未完
2.擬態
3.ニシエヒガシエ
4.光の射す方へ
5.CHILDREN’S WORLD
6.運命
7.FIGHT CLUB
8.斜陽
9.I Can Make It
10.忘れ得ぬ人
11.and I love you
12.タガタメ
13.蜘蛛の糸
14.REM
15.WALTZ
16.フェイク
17.ALIVE
18.進化論
19.終わりなき旅
20.幻聴
21.足音~Be Strong
====アンコール====
22.I wanna be there
23.overture
24.蘇生
25.fantasy
26.Tomorrow never knows
27.innocent world
28.Starting Over
立ち並ぶ珠玉の名曲。驚いたのが『CHILDREN’S WORLD』という変化球だ。
どれも圧巻ですが、特に印象に残ったシーンをいくつかPickUpしようと思います。
REFLECTIONの各曲のレビューは下記記事も参考にどうぞ!
顔で歌い、6万9000人の空気を支配する、ドラムの「JEN」こと鈴木英哉。
序盤でドラム鈴木さんのMC。「こんな雨、吹き飛ばしちまおうぜ!」と叫びつつ、なぜか両腕をゆっくりと上下させ「謎の雨乞い」のポーズ!?
それに応じて、日産スタジアムの7万人が大雨の中「雨乞いのポーズ」に応じるという、ここだけ切り取ると相当危ない絵になっていたんだけど……これがライブの醍醐味なんだよね!
やはり、このキャラあってのミスチルのライブなのかもしない。
もちろん、ナカケーこと中川敬輔さん、寡黙な皇帝の田原さんの存在も必要不可欠であることは言うまでもない。
桜井さんが衝撃を受けた仏陀(ブッダ)のエピソード
桜井さんがMCで愛について語るシーン。
※正直、うろ覚えなので参考程度に。
ブッダは言いました。この町の家庭から「ケシの実」を持ってきてください。ただし条件があります。「死者を一人も出したことのない家庭」のケシの実を持ってくること――。
母親はかけずり回るものの、当然そのような家庭は見つかるはずもなく。そして気付くのでした。身近な人の死は誰もが同じように味わい、受け入れるものなのだと。
母親がブッダの元に戻ると、ブッダは諭します。
「子供が生きているのであれば、生きている子供を愛しなさい。死んでしまったのであれば、死んでしまった子供を愛し続けなさい」
この話に桜井さんは頭を殴られたかのような衝撃を受けたとのこと。
そして愛とは「想像力」のことではないか、という考えを抱くようになってきたという。
確かに愛というものは親子間の愛であったり、恋人同士の愛であったり、形は様々ですが、それらを包含する大きな感覚は「想像力」なしに感じ取れるものではないかもしれないね。
「想像」することで、より的確に、より広範囲に抽象的な事象を認識することができるんですね。目の前に見えるものだけを真実として捉えていたら本当に大事なものが全く見えなくなる、と。
そして桜井さんは以下のような形で締めくくったんだ。(ココもうろ覚え……)
僕は宗教家でも哲学者でもないけれども、音楽を通じてそういった愛を伝えられたら、と思います。
桜井さんは「僕はアーティストだから」と、政治については言及しない立場を取っている。今回も立場を明確にした上で、あくまでも謙虚に想いを伝えようとする。
だからこそ聴き手にもダイレクトにメッセージが伝わるのだなあ、と。
進化論のコンセプトムービー
NEWS ZEROのテーマソングにもなっていて、個人的には思い入れが強い曲。
進化論 の演奏の前に流れた説明ムービーが印象的だったので、かなりうろ覚えですが、ザックリ概要をメモ。
- キリンの首が長いのは、エサをとるために努力した結果だと言う説があった。
- しかしその説は否定され、努力ではなく、突然変異に過ぎない、と。
- DNAには「我々の経験、努力が刻まれることはない」というのが定説となっていた。
ちなみに、ダーウィンの進化論もこれに同じ。 - しかし最近さらに新たな説として存在するのが、強い願いは「DNA以外の部分に刻まれ、引き継がれていく」というもの。
生物学的に見て「DNA以外のどこかって、一体どこだろう?」と、ちょっとピンと来なかったのですが、それが事実だとしたらやっぱりスゴイ話だな、と。
親から子へ、子から孫へ。引き継がれ、廻り続ける強い願い。その大きな流れの中で自分が存在していることの意義。
そう考えると、今僕らが努力・経験している全ての物事には、僕らの想像を遥かに上回る意味と価値があるのかもしれませんね!
このムービーと切ないメロディーでグッときしたわ。
曲が終わると共に、証明が真っ暗に……。割れんばかりの拍手。
観客席から、ある男性の大声がスタジアムに響き渡ったんだ。
「ミスターチルドレ~ン!!」
馬鹿でかい大声が……笑いにつつまれるスタジアム。「桜井さーん!」「さくらいー!」という掛け声は良く聞くけど、このパターンは斬新(笑)
それだけ感動的だったんだ。この空気は文章には起こせないな……。
そして、畳み掛けるように「あの曲」が!
『進化論』から『終わりなき旅』への流れ
終わりなき旅ーー。
この流れは卑怯だなぁ。
いわずと知れた、数ある曲の中でも特別な存在であり、「代表曲」のうちの一つ。
「一緒に歌ってください!」と歌詞がディスプレーに映し出され7万人の大合唱へ。
いやー、マジ泣くわー。進化論でも泣いたけどコレはヤバイ。
世界で戦う、数多くのトップアスリート達の心をわしづかみにした、脅威のフレーズ
難しく考え出すと 結局全てが嫌になって そっと そっと 逃げ出したくなるけど 高ければ高い壁の方が 登った時気持ちいいもんな まだ 限界だなんて認めちゃいないさ
を始めとし、
時代は混乱し続けその代償を探す 人は辻褄を合わすように型にはまってく 誰の真似もすんな 君は君でいい 生きるためのレシピなんてない ないさ
のくだりには、何度勇気づけられたことか……。
6万9000人が一体となり、スタジアムは大きな感動で包まれた。
いつも思う。
やっぱりこの曲はファンは元より、ミスチル本人達にとっても特別な曲なんだと。
土砂降りの雨を忘れた3時間半
で、なんやかんやで大盛り上がり!
大雨にもかかわらず、途中から雨が降っていたことすら忘れていたよ。 桜井さんも中川さんも田原さんも、最後はみんなもうズブ濡れ。
ただ、それがまた絵になっていて、ディスプレーに映し出される「ふりしきる夜の雨の中で歌い、演奏するメンバーの姿」がこれまたカッコ良かった!
DVDの発売が非常に楽しみだね!
ちなみに、僕はシッカリとしたレインコート(カッパ)で完全防備していたので、服は濡れなかったけど(靴は当然中までズブ濡れ)、周囲を見渡すと、多くの観客は100均の薄いカッパで、かなり大変そうだったよ……。
屋外ライブで雨天決行の場合は、シッカリしたカッパを着ることをオススメします!
個人的に気になっていた、桜井のアーティスト離れした体力
僕が前回ミスチルのライブを観たのは3年前の『 POPSAURUS 2012』だったんだけど、そのときは縦横無尽にステージを走り回りながらも全く息を切らさないまま、「口からCD音源を吐き続ける」のを目の当たりにし、僕は酷く驚愕した。その体力・精神力、ホントに職業アーティストですか?って。
桜井さんはサッカーが大好きでよくやっていたのだが、(結構前の情報なので今は不明)その心肺能力は当時42歳の平均を大きく凌駕するレベルだった。
サッカーに興じていたのは、もちろんライブでのパフォーマンス向上を見据えたトレーニングも兼ねていたのだろうけれどもね。
今回は大雨だったのでステージが滑りやすかった事情もあったためか、桜井さんが暴れる姿は見られなかった。9/5の公演ではどうだったんだろう?
やっぱり気になる小林武史と、キーボーディストの存在
小林武史さん(=以下、コバタケ)が離脱した今回、やはり気になるのはキーボーディストの存在だった。あんまり詳しくないのだが、10年前?キーボードを担当していた「Sunny(サニー)」さん。
彼はコーラスも担当しており、シンガーとしても桜井とハモリ続ける。
桜井さんMCで「ゆずで言うところの 岩沢くんくらい声出して歌っています!(笑)」みたいなことを言っていた。
ライブ終演間際、桜井がメンバ紹介を再度する際「サニーにもう一度拍手を!」と新たなメンバーを祝福するかのようなパフォーマンス。
ほら。新生Mr.Childrenの誕生だ。
サウンドについて思うことと、「変わり続ける」ということの意味
サウンドについて個人的な趣味の話を少しだけ。
僕は今回のバンドサウンドが前面に来たことで感じたのは、個人的にはコバタケサウンドがやっぱり好きだったのかもしれないな、ということ。
これは僕が音楽を聴く際に「メロディーと厚いアレンジ(ストリングスやピアノがガッツリ)」を最も重視することに起因しているのだと思う。
バンドサウンドが良い悪いと言う話ではなく趣味・趣向の話だという意味で。バンド寄りの音が大好きなミスチルファンが多いことは、僕も知ってるよ。今の形態は、コレはコレで凄く良いと思っている。
コバタケがミスチルから離れた理由は僕にはわからない。
ただ一つだけ言えるのは、日本を代表するモンスターらタッグを組み、J-POP界を牽引してきたこということと、その化学反応により、後世に残る奇跡の名曲が数多く誕生し、日本の音楽に大きな影響を与えた、という事実があるということ。
コバタケから離れたミスチルがさらに成長し、もし、またいつの日かタッグを組める時が来たとしたら……その時に、どのような「進化」が見られるのか?
僕は楽しみで仕方がない。
変わらないことがあるとすれば皆 変わってくってことじゃないかな?
『進化論』-Mr.children
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