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インターネットには「匿名性」など無いというお話。

 やあ、みなさん生きてますか?ブログの更新がずいぶんと滞っていましたが、ぼくは元気です。

 今さっき、少し気になるエントリーを見つけたのでインターネットの匿名性について考えたいと思います。引用は避けておきますが、当該記事では「会社バレして退職した」ということが書かれていました。

 このブログ内で過去、どのような記事をかかれていたか等については触れられていなかったので詳細は不明ですが、概要としては「匿名バレに気をつけよ!」というメッセージでした。

 私はコレを読んで少し驚きました。そもそもインターネット上に匿名などという概念は初めから存在しないと考えていたからです。

 

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 もちろん僕の「id:wiz7」というはてなID自体は匿名ではありますが、ブログの情報や各種SNSの情報などを統合すれば、いずれ個人が特定される可能性は十二分にあり得る、と考えています。

 よくあるじゃないですか、2chの鬼女?等と呼ばれる人達によって、話題に挙がった個人のSNS情報が全て解析され、個人情報を丸裸にされるような事案が。あれは対岸の火事などではなく、誰にでも起こりうる「すぐそばにあるリスク」だと考えるべきです。

 なので僕は、ブログ・SNS上での発言については、全て実名のつもりで発信していますし、そうあるべきだとも考えています。(みっともないア○ホな発言も相当数ありますが……)

「2ちゃんねる」だって「はてな匿名ダイアリー」(増田)だって同じこと

 昔、「匿名掲示板」をウリにした2ちゃんねるがインターネットユーザの間で爆発的に広まりました。実際は内部でIPを保持していますし、その後2chはひろゆき氏から別会社へ譲渡されたとかされないとか、挙句の果てに過去記事を読むことのできる課金アカウント(クレジットカードで購入した分)の流出などもありましたね。

 増田も同様です。ログインしないと書き込めない機構になっています。はてな社は情報を管理しています。管理しないとカオスになって収集のつかない事態になってしまいますから、当然です。

 要は、完全な匿名などあり得ないし、何かの拍子に全てが露呈されるリスクを抱えている、という前提に立つ必要があるのです。

実名バレを前提にしたことで発生する制約とフラストレーション

 実名での発信、となると「便所の落書き」ができなくなってしまいますね。想いを吐き出したいみなさんにとって、これは結構なストレスかもしれません。

 プロバイダはIPと個人情報を保持していますが、その匿名性は電気通信事業法の通信の秘密で守られているため、犯罪性などが無い限り開示されることはありません。なので、2chや増田では、完全ではないけれどもある程度の匿名性に守られた情報の発信が可能です。
 
 インターネットは人類の「痰壺」ではありません。吐かれた「痰」を見たくなくても見かけてしまうもあります。そう考えるとこの「半匿名性」というのはインターネット上の秩序を守るための抑止力として適度に作用しているとも言えます。

 一方、人間は想いを吐き出したいという衝動も持ち合わせています。

 それを考えると、この「半匿名性」と「場所の棲み分け」が落としどころなのかもしれませんね。

 では引き続き、シンプルでモダンなインターネッツライフをお楽しみください。

 よくわかんないけど今日はそんな感じ。そんじゃーアディオス!